日米の注目経済指標:個人消費好調で12月米小売売上高はやや高い伸びとなる可能性

2017年1月7日 15:08

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記事提供元:フィスコ


*15:08JST 日米の注目経済指標:個人消費好調で12月米小売売上高はやや高い伸びとなる可能性
1月9日-13日に発表される主要経済指標の見通しについては以下の通り。

■10日(火)日本時間11日午前0時発表予定
○(米)11月JOLT求人-10月実績は553.4万件
参考となる10月実績は553.4万件で9月実績を下回った。ただし、米労働市場の拡大は続いており、求人件数が継続的に減少するとの見方は少ないようだ。11月については10月実績とほぼ同水準になる可能性がある。

■12日(木)午前8時50分発表予定
○(日)11月経常収支-予想は+1兆5000億円
参考となる10月実績は+1兆7199億円。黒字幅は前年同月比で拡大した。原油安や円高が要因。円高によって外貨建ての輸入金額は減少した。11月については貿易黒字が減少する可能性があることや第1次所得収支の黒字額はやや減少すると予想されており、経常黒字幅はやや縮小する可能性がある。市場予想は妥当な水準か。

■13日(金)午後10時30分発表予定
○(米)12月小売売上高-予想は前月比+0.5%
参考となる11月実績は前月比+0.1%で市場予想を下回った。自動車・関連部品は減少したが、家具は増加。12月については自動車・関連部品の増加が予想されており、市場予想は妥当な水準か。自動車を除く売上高も増加する見込み。

■13日(金)日本時間14日午前0時発表予定
○(米)1月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値-予想は98.6
参考となる12月確定値は98.2で市場予想をやや上回ったが、1年先のインフレ見通しは11月実績を下回った。ただし、トランプ次期政権への期待は高いことから、1月速報値は12月実績と同水準となる可能性がある。

その他の主な経済指標の発表予定は、10日(火):(米)11月卸売在庫、13日(金):(米)12月生産者物価指数、(米)11月企業在庫、(米)12月財政収支。《FA》

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