【注目銘柄】ユーザベースは16年12月期業績予想を増額修正

2016年12月27日 15:31

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

 ビジネスデータ「SPEEDA」と経済ニュースプラットフォーム「NewsPicks」を運営するユーザベース<3966>(東マ)に注目したい。12月26日、16年12月期連結業績予想の増額修正を発表した。株価はIPO後の落ち着きどころを探る展開だが、増額修正を好感して上値を試す可能性がありそうだ。

 16年12月期連結業績予想について、売上高を31百万円増額して15年12月期比60.6%増の30億76百万円、営業利益を84百万円増額して2億38百万円(15年12月期は3億32百万円の赤字)、経常利益を98百万円増額して2億15百万円(同3億38百万円の赤字)、純利益を1億65百万円増額して同2.3倍の2億48百万円とした。

 第4四半期に上場・M&Aに伴う専門家報酬、特別賞与、従業員トレーニングなど一過性の支出を計上するが、主力のSPEEDA事業において契約ID数が順調に増加し、人員計画に対して採用のタイミングが遅れて経費が想定を下回った。またNewsPicks事業の黒字転換も寄与した。さらに純利益は繰延税金資産64百万円計上も寄与した。

 株価は16年10月IPO後の落ち着きどころを探る展開だが、増額修正を好感してIPO直後の10月24日の上場来高値3545円を試す可能性がありそうだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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