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米国家安全保障局、「スノーデン事件」で士気低下や人材流出が顕著に
taraiok曰く、 ネット監視を行っていたことが暴露された米国家安全保障局(NSA)では、職員の士気低下が問題となっているという(CyberScoop、Slashdot)。
NSAの元局長、Keith Alexander氏がジャーナリズム志望の学生や教授などを対象として行った講演で明らかにしたもの。それによれば、NSA内部の士気が下がっていることが問題になっているという。その原因はいくつかあるが、まず大きかったのがメディアのNSAに対するネガティブな報道だという。NSAのネット監視行為が暴露された結果、「NSAはあらゆる場所で監視している」というイメージが広まってしまい、ここの1年で多くの優秀な人材が民間に流出しているという。
また、民間企業との給与面の差も問題も士気を下げているそうだ。大手IT企業などでは32歳で高額な給与をもらう人もいるが、同年齢の政府職員で最も高い給与を得られるのは統合参謀本部議長(ペンタゴンのトップ)くらいだという。
Alexander氏は民間企業との競合は大変だとし、安い給料で国や国民を守る仕事をするNSA職員が何か間違ったことをやっているように見られるのは本当に残念だ、彼らは英雄なのだと語ったという。
また、士気低下の原因は上記の問題だけでなく、現NSA局長であるMichael Rogers氏が進めているNSAの再編計画「NSA21」により、部門間の緊張が高まっていることも影響しているという。
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