業界最小リチウムイオン蓄電池搭載のハイブリッド型住宅用蓄電システム

2016年12月12日 17:24

印刷

大容量フィルム型リチウムイオン蓄電池(左)とハイブリッド型パワーコンディショナ (京セラの発表資料より)

大容量フィルム型リチウムイオン蓄電池(左)とハイブリッド型パワーコンディショナ (京セラの発表資料より) [写真拡大]

 京セラは12日、大容量12kWhクラスで業界最小のリチウムイオン蓄電池と、太陽光発電の電力を充電効率96%で効率よく充電できるハイブリッド型パワーコンディショナ(パワコン)を組み合せた住宅用定置型リチウムイオン蓄電システムを開発したと発表した。積水化学工業が2017年1月2日から発売する新築住宅に採用されたという。

 新蓄電システムは、積水化学工業が開発した業界最小の大容量フィルム型リチウムイオン蓄電池に京セラのハイブリッド型パワコンを組み合せたもの。電解質の材料や工程の改良により耐久性が向上し、室内設置タイプのために外気の変化による電池の劣化を低減し、長寿命化する。太陽光発電システムのパワコンと蓄電システムのパワコンを一体化したもので、太陽電池で発電した直流電力を交流電力に変換させることなく、そのまま充電できるため、96%の高い充電効率を実現している。

 価格はオープン。

関連キーワード

関連記事