【注目銘柄】すかいらーくはガストの既存店売上が回復傾向で一段の収益改善期待

2016年12月9日 15:34

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

 すかいらーく<3197>(東1)に注目したい。16年12月期増収増益予想である。メニュー改定効果などでガストの既存店売上が回復傾向を強めている。一段の収益改善が期待される。株価は年初来高値更新の展開となった。上値を試す展開だろう。

 16年12月期連結業績予想(IFRS)については、売上収益が15年12月期比2.5%増の3600億円、営業利益が同13.3%増の315億円、税引前利益が同15.7%増の286億円、当期利益が同20.5%増の182億円としている。粗利益率維持や販管費適正化効果などで増益予想だ。

 既存店の動向を見ると、16年1月~11月累計でガストは97.9%、スペシャリティは100.8%、国内合計は99.5%となった。主力のガストは累計ベースで前年割れだが、10月103.4%、11月102.1%と2カ月連続の前年比プラスとなり、回復傾向を強めている。メニュー改定効果でランチタイム客数が回復しているようだ。既存店回復傾向で17年12月期も一段の収益改善が期待される。

 株価は1月高値1574円を突破し、12月1日の年初来高値1620円まで上伸した。年初来高値更新の展開だ。週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインの形となり、26週移動平均線も上向きに転じている。上値を試す展開だろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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