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【注目銘柄】日本水産は調整一巡して戻り試す、17年3月期は鮭鱒養殖事業の損益改善で再増額余地
日本水産<1332>(東1)に注目したい。17年3月期は南米鮭鱒養殖事業の損益改善で営業利益を増額した。さらに再増額余地がありそうだ。株価は年初来安値圏400円台での調整が一巡して切り返している。戻りを試す展開だろう。
17年3月期連結業績予想は11月4日に売上高を減額、営業利益を増額修正して、売上高が16年3月期比5.0%減の6050億円、営業利益が同0.3%増の195億円、経常利益が同3.4%減の200億円、純利益が同0.1%増の120億円としている。
円高影響で売上高を減額したが、南米(チリ)鮭鱒養殖事業の損益改善で営業利益を増額修正した。南米(チリ)鮭鱒養殖事業は3月発生の赤潮被害で年度半ばまで収益低迷したが、結果的にチリでの鮭鱒供給不足や天然物不漁で、世界的に需給がタイトになって価格が上昇している。
修正後の通期会社予想に対する第2四半期累計の進捗率は売上高が50.2%、営業利益が50.3%、経常利益が46.2%、純利益が39.1%である。想定為替レート1ドル=100円であることも考慮すれば、通期利益予想に再増額余地がありそうだ。
株価は年初来安値圏400円台での調整が一巡して切り返している。週足チャートで見ると26週移動平均線を突破して基調転換を確認した形だ。戻りを試す展開だろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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