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怪盗キッドの登場する劇場版名探偵コナンシリーズをご紹介
怪盗キッド の登場する劇場版名探偵コナンシリーズをご紹介♪[写真拡大]
記事提供元:アニメコラムサイト|あにぶ
劇場版名探偵コナンシリーズは、今年の春に公開された『純黒の悪夢』で二十作を突破しました。コナンの映画はどれもこれもスケールが大きく、TVシリーズとはまた違った楽しみ方をすることが出来ます。今回はそんな劇場版作品の中でも、根強い人気のあるキャラクター、怪盗キッドが登場する作品を紹介していこうと思います。
■そもそも怪盗キッドって何者?
怪盗キッドとは、元々はコナンの原作者である青山剛昌先生が描く『まじっく快斗』という作品の主人公です。天才マジシャンであった亡き父、黒羽盗一。彼の死の真相をつかむべく、父がやっていたキッドという怪盗を継ぎ世間を騒がしています。彼の目的はあくまで真実を解き明かすこと。悪事のために盗みを働くわけではないので、基本的に盗んだものは返還しています。
コナンではゲストとして登場し、それ以降はコナンのライバルとして探偵VS怪盗の逃走劇を繰り広げています。
キッド自身も父と同じくマジックが得意で、身体能力も高く、コナンと違い変声機なしで他人の声を真似ることが出来ます。おまけに変装の達人で、イケメンという。そんな彼が登場する劇場版コナンシリーズは、2016年現在、五作品あります。
では、その五作品を紹介していきましょう!
■世紀末の魔術師
劇場版コナンシリーズ第三作目にして、記念すべきキッド初出演作。監督はこだま兼嗣さん。劇場版コナンシリーズの監督は七作ごとに交代していて、こだま兼嗣さんの作品は、他監督のコナン映画よりも伏線の仕込み方やストーリーの奥深さが最も優れていると言われています。この映画は、キッドから「黄昏の獅子から暁の乙女へ 秒針のない時計が12番目の文字を刻む時 光る天の楼閣からメモリーズ・エッグをいただきに参上する」という予告状が届き、コナンが同じく探偵である服部平次と組んでキッドと対決するところから始まります。
そして、キッド共々ある壮大な事件に巻き込まれていく……というストーリーです。コナン映画におけるキッドは、どちらかと言うと共闘したり、お助けキャラ的ポジションにつくことが多いです。この『世紀末の魔術師』でも、コナンをあるピンチから救うかっこいいシーンが見られます。
また、序盤のキッドとの対決シーンに流れる、TVアニメ版キッドのテーマアレンジバージョンがまたかっこいいんです。前述した通り伏線の張り方もうまいため、ストーリー面を重視したい方にもオススメな一作です。
■銀翼の奇術師
こちらは二代目監督、山本泰一郎さんの初コナン映画作品です。全体としては第八作目となります。
この映画は少々変わっていて、前半のキッドとの対決シーンと、後半の別件シーンがまるで別の作品みたいに分断されています。もちろん繋がりはあるのですが。後半は飛行機が舞台になるのですが、上空一万フィートの密室で巻き起こるサスペンスは見どころ満載です。やはり今回も、キッドがコナン達を助けます。その助け方がキッドならではの手法で、とにかくかっこいいんです。
ちなみに今作でキッドから出される予告状は、「Romeo Juliet Victor Bravo! 26の文字が飛び交う中 “運命の宝石”をいただきに参上する」です。
■探偵たちの鎮魂歌
劇場版第十作目記念作として作れられたのがこの『探偵たちの鎮魂歌』。ある人物からの依頼を受けたコナンと毛利小五郎が、ランや他の子供たちを人質に取られ、開放してもらうべく依頼された事件の解明に挑む。というストーリーです。コナンと毛利小五郎の他にも多くの探偵が登場するオールスター作品となっています。キャッチコピーも「探偵たちよ、安らかに眠れ」「さよなら、コナン」といった、なにやら凄そうなものになっています。
今作でのキッドは途中参戦です。事件を調査しているうちに、その事件に怪盗キッドが関わっていることがわかっていく、というもの。勿論、今作でもキッドは犯人ではありません。それどころか、コナン達とは別のところである人物達を相手に大活躍するのです。
キッドの直接的な活躍がみたい方におすすめな、キッドファンイチオシの作品です。
■天空の難破船
劇場版第十四作目となるこの作品は、山本泰一郎さん最後のコナン映画になります。世界最大級の飛行船「ベル・ツリーI世号」を舞台にした物語です。キャッチコピーには「怪盗VS名探偵-華麗なる冒険の空」とありますが、今作でのキッドは完全にコナンの味方です。二人で謎のテロリストに立ち向かっていくというストーリーなのです。
コナンとキッドの時にコミカルで、時にかっこいい、最強無敵のコンビネーションを観ることの出来る一本です。
■業火の向日葵
劇場版第十九作目となる『業火の向日葵』。静野孔文さん監督のキッド映画です。この監督作品の特徴は、アクションが派手なこと。アクションシーンがバトルアニメのように派手に、身体能力も高く、動きまくります。アクションシーン用のBGMも熱いです。
この作品は公開前のPVで、さもキッドが悪役になったかのようなシーンが流されています。いつもと違うキッドの一面にドキドキしたファンも多かったようですが、残念なことにPVのキッドシーンはほとんどカットされてしまいました。おまけに、今作ではミステリーの要素が薄く、推理シーンも過去作品と比べてかなり質の劣るものでした。
しかし、その分アクションシーンの迫力は一級品。『業火の向日葵』ではこれでもかというほどアクションシーンが盛り込まれ、コナンにキッドにと動きまくりでした。キッドのド派手なアクションがみたい方にはぜひともチェックしてもらいたい一本です。
以上、怪盗キッドの登場するコナン映画作品のご紹介でした。映画を見てキッドを好きになったら(もしくは既にキッドファンな方は)、ぜひ『まじっく快斗』の方も読んでみてください。アニメ化もされていますよ。
コナンに「コソドロ」と称される 怪盗キッド 。その言葉の裏にあるものは?
(あにぶ編集部/星崎梓)
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