【注目銘柄】SCREENホールディングスは自律調整一巡して上値試す、半導体製造装置の受注拡大

2016年12月1日 16:08

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

 SCREENホールディングス<7735>(東1)に注目したい。半導体・液晶製造装置の受注拡大で17年3月期大幅営業増益予想である。さらに再増額の可能性もありそうだ。株価は自律調整が一巡して上値を試す展開だろう。97年高値も射程圏だ。

 17年3月期連結業績予想(11月7日に増額修正)は、売上高が16年3月期比9.4%増の2840億円、営業利益が同23.1%増の290億円、経常利益が同20.8%増の280億円、純利益が同22.2%増の230億円としている。

 半導体・液晶製造装置の受注拡大が続いている。SE(セミコンダクターソリューション)事業の第2四半期(7~9月)の受注高は計画超の533億円となり、高水準だった第1四半期(4~6月)の491億円をさらに上回った。そして上期合計では過去最高の1024億円となった。

 半導体メーカーによる微細化投資および3D-NAND型フラッシュメモリへの積極投資は当面継続する見込みであり、受注環境は良好である。通期業績予想は再増額の可能性もありそうだ。

 なお11月17日には、固体高分子形燃料電池の電解質膜に、電極触媒を直接塗工・乾燥させることが可能な製造装置の開発・重点顧客への納入を発表している。燃料電池市場へのビジネス展開を加速させる方針だ。

 株価(16年10月1日付で5株を1株に併合)は11月1日高値7240円から利益確定売りで一旦反落したが自律調整の範囲だろう。日足チャートで見ると25日移動平均線、週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインとなって上昇トレンドである。信用好取組も支援材料であり、自律調整が一巡して上値を試す展開だろう。97年高値7450円も射程圏だ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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