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小池都知事、岡崎ファミリア社長ら受賞 2016年ベストドレッサー賞
政治や経済、学術、文化、芸能、スポーツなど各分野で時代をリードする人たちに贈られる「第45回2016年ベストドレッサー賞」(日本メンズファッション協会/八木原保理事長)の授賞式が30日都内で行われ、小池百合子東京都知事をはじめ、各部門の受賞者が出席した。
政治部門で受賞した小池百合子東京都知事は、クールビズ普及に努めた環境大臣時代(2005年)に続き2度目の受賞。現職では、リオオリンピック&パラリンピック式典での衣装をはじめ、自身のファッションスタイルも話題となっている。この日は、透け感のある黒のロングドレスに紫のジャケットという組み合わせ。「大切にしているのは着回しが効くかどうか。TVキャスター時代のジャケットも未だに活用している。つまり、体型が変わっていないことを言いたかったの」と笑いを誘ったが、日本のファッション産業について聞かれると、「機能性素材から産業用繊維まで開発されている日本は、まさに“糸編”(繊維)の国。さらに盛んになって、日本発のファッションが世界をぐるぐると巡ってほしい」と力強く語った。
経済部門で受賞したのは、岡崎忠彦ファミリア社長。現在放送中のNHKの連続テレビ小説「べっぴんさん」のヒロイン・坂東すみれのモデルとなったファミリア創業者・坂野惇子氏を祖母に持つ岡崎氏は、幼い頃からファッション哲学を叩き込まれて育ち、服のコーディネートを惇子氏にプレゼンしていたこともあるという。授賞式では、最近はまっているという和着物に足元にはスニーカーという独自のファッションセンスを披露し会場を沸かせた。「洋服と違い、和服は着る人によってその形が変わるのが面白い。スニーカーは、ファミリアと同じ神戸発祥のアシックス。2020年のオリンピックに向けて海外の人にも着物の自由な楽しみ方が伝わればいいと思う」と話した。
このほか、学術・文化部門では、「ジョジョの奇妙な冒険」で知られる漫画家の荒木飛呂彦さん、芸能部門では女優・ピアニストの松下奈緒さん、映画やCMなど多方面で活躍する俳優の菅田将暉さん、スポーツ部門で女子レスリング選手で世界初のオリンピック4連覇を果たした伊調馨さん、インターナショナル部門で「ショートショートフィルムフェスティバル&アジア」代表も務める俳優の別所哲也さんがそれぞれ受賞した。
小池百合子知事はこの日、受賞者の中からウールが最も似合う人を選ぶ「ウールマーク賞」(ザ・ウールマーク・カンパニー主催)も受賞した。
中川俊直経済産業省大臣政務官
長谷部健渋谷区長
小池百合子東京都知事と、プレゼンターを務めた日本メンズファッション協会の八木原保理事長
岡崎忠彦ファミリア社長
漫画家の荒木飛呂彦さん。
ピアニストとしてデビューして10周年だという松下奈緒さん。普段はデニムを中心に着心地のよい服を選ぶことが多いそう
祖父は背広の仕立て屋だったという菅田将暉さん。自身も洋服作りを手がけるほどの服好き
普段はスポーツウエアを着ていることが多いという伊調馨さんは藍染めの着物姿を披露した。「着物の力をかりて、女性らしさをもっと引き出せるといいな」
「ルイ ヴィトン」を着用した別所哲也さん。「ショートショートフィルムフェスティバル&アジア」の代表として18年間に渡り活動。「インターナショナル部門に選んでいただきとても光栄」
※この記事はアパレルウェブより提供を受けて配信しています。
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