『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』第33話「火星の王」【感想コラム】

2016年11月27日 17:50

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『 機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ 』2期 第8話(第33話) 「火星の王」【感想コラム】©創通・サンライズ・MBS

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 毎年恒例となったガンプラ最大のイベント「ガンプラEXPO」が11月19日~23日の5日間開催され、その中ではおなじみのガンダムたちの新作ガンプラから「鉄血のオルフェンズ」に今後登場するであろう新型ガンダムが一足先にお披露目となりました。

 「ガンダムバエル」や「ガンダムウヴァル」などなど…いったいいつどのような場面で登場するでしょうか。

 それでは33話も感想、考察、etcをやっていきたいと思います。

■『 機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ 』第33話「火星の王」


 SAUとアーブラウ両経済圏が和平調停を受け入れたことで戦いは終結。鉄華団はこの紛争で犠牲になった団員を偲びつつ、地球からの撤退を決定する。 戦争終結から一か月、タカキら地球支部の団員たちは何を想うのか…。

■戦争終結後のそれぞれの事情


 地球での大規模戦争が終結してひと月。今回の戦争を巡り、ギャラルホルンでは責任の所在や今後を巡り激しい会議が行われていました。

 どうにかしてマクギリスを失墜させたいラスタル陣営に対して、冷静にそれでも剥き出しの闘志で対応します。

 エリオン家の当主として、ギャラルホルン内部でも大きな信頼と勢力を持つラスタルに対して、ファリド家の妾子として育ち、時には仲間を利用しながらメキメキと頭角を表していくマクギリス。まさにラスタルにとっては目の上のタンコブでしかないマクギリス。

 地球を戦争に巻き込んでの両者の攻防は、今後どこまで発展していくのでしょうか。

 一方の鉄華団も、今回の一件受けて地球支部の撤退を余儀なくされていました。
事務系の仕事は実質ラディーチェに丸投げして現場一辺倒の体制を取っていたようで、そこにつけ込まれる形となった鉄華団。筋肉鍛える人たちはいっぱいいる鉄華団ですが、内部情勢や内部体系の見直しが必要なのかも知れません。

 そして、アリアンロッド艦隊では「髭のおじさま」を失ってしまった悲しみにくれるジュリエッタがいました。ここで頑なにガランと呼ばないのはガラン・モッサという呼び名も偽名であったことへの示唆でしょうか。

 ジュリエッタは孤児だった自分を救ってくれた髭のおじさまをだいぶ慕っているようで、そんなジュリエッタをかつて尊敬する上官に拾ってもらった恩を忘れず上官の存在を誇りとして戦い抜いた部下を重ねた「仮面の男」

 ん?? そんなやつが昔いたような……まさかアイン・ダルトン!?ということはやはり、仮面の男は……。

■タカキの失意


機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ

画像引用元:©創通・サンライズ・MBS

 タカキはやはりこの戦争について人一倍責任を感じていました。実質、鉄華団全体の責任でもあるのですがやはり精神的なダメージが大きいタカキ。

 クーデリアには、解釈の仕方や選択肢が無限にある中で自分が選べるのは一つでしかない。だから、多くのことを学び誰かの指示に頼ることなく考える力をつけるべきだと諭します。

 凄いですね…あのクーデリアがこんな会社の上司が新人社員にアドバイスするかのようなことを言えるような大人に成長している…。クーデリアこの現状をどうにか変えようといろいろと試行錯誤しているのでしょう。

 あのときのタカキの選んだ選択肢は3発のケジメをぶっ放つことでした。

 いろいろな状況が重なりあの結末にいたりましたが、タカキだってまだまだ子ども、これからの未来があるのにここで責任を感じて立ち止まってしまうのはあまりにも勿体ないことですからね。

■マクギリスの思惑と鉄華団の意思


 戦争を手引きした黒幕はラスタルであることを確信し、ギャラルホルンを変革するためにはもはや全面対決は避けられないと感じているマクギリスはあらためて鉄華団のオルガへ話を持ちかけます。

 たしかにガンダムフレームや阿頼耶識システムを得たパイロットたちなど確かに鉄華団の組織力はかなりものですが、なぜそこまでマクギリスは鉄華団に執着するのでしょうか。

 『ガンダム・フレームを操り圧倒的な生命力をもって戦う少年達。私はそこにアグニカ・カイエルの姿を見た』と語るマクギリス。実は32話でもでたこの謎のワード。マクギリスをここまで執着させるもの一体なんなのでしょうか

 さらにマクギリスはギャラルホルンのトップに立ったさいは、なんとギャラルホルン火星支部の権限全て鉄華団に移譲するという交渉を持ちかけます!!

 鉄華団に火星の王になるのだ…となんだか怪しい勧誘のようなことを言い始めたマクギリスさん果して彼の真なる目的とはいったいなんなのでしょうか。

 さすがの鉄華団陣営もこの話の突飛した提案にはついていけないようで意見が割れます。こんなにおいしい話があるとも限らないし、仮に本当だとしてもそこまでの権力を手に入れてはしまうとテイワズとの確執が生まれるてしまう。

 しかし、この話に乗り気のオルガは地位も名誉も全部手に入れようと息巻きます。この決断は後々どういったことになるのでしょうか…。

■本当の決断


 オルガの意見に鉄華団の全員がなんとなくその気になっているとき、タカキがここで重い口を開きます。

 『俺は…一緒には行けません』

 『俺は…鉄華団を辞めます』

 ぐおおおおおおおおタカキぃいいいいい!!!!!!

 これがタカキの選んだ本当の選択でした。タカキは富や権力よりも、身近な幸せを選んだということですね。非常に大きな決断をしたタカキを止められる団員は誰もいませんでした。

 そんなタカキをみて、三日月は少しほっとしたと発言する三日月。やめたいやつはやめればいいと言っちゃう淡泊なタイプだった三日月にもこの一件はなにか感じることがあったのかもしれません。

■ 


 さてさてさて、タカキが鉄華団を脱退するという非常に大きな決断で一歩を踏み出した今回のお話。
一方で、昭弘のことがかなーり気になっている様子のラフタさん。最近はよく2ショットでうつる場面が多かったですが、そこまでとは…というかこういう恋愛フラグはイコール死亡フラグになりかねないので少し複雑ですね。
Cパートではスーツ姿で妹と二人、幸せな生活を送るタカキさんがまぶしかったです…。

 そして、来週では新型のガンダムフレーム「ガンダムヴィダール」がとうとうお披露目されそうですね。来週も楽しみです。

機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ 感想コラムのまとめ

(あにぶ編集部/Uemt)

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