【注目銘柄】アマナは安値圏モミ合い上放れて基調転換、16年12月期第3四半期累計営業黒字化

2016年11月16日 16:36

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

■収益改善基調を評価して戻りを試す展開

 CG制作やWeb制作などのビジュアル・コミュニケーション事業を展開するアマナ<2402>(東マ)に注目したい。16年12月期第3四半期累計の連結業績は、営業利益と経常利益が黒字化し、純利益は赤字が大幅に縮小した。通期も黒字化予想である。株価は安値圏モミ合いから上放れて基調転換の動きを強めている。収益改善基調を評価して戻りを試す展開が期待される。

■通期も黒字化予想

 11月10日発表した16年12月期第3四半期累計(1~9月)連結業績は、売上高が前年同期比8.4%増の151億07百万円で、営業利益が2億63百万円(前年同期は9億85百万円の赤字)、経常利益が38百万円(同11億24百万円の赤字)、純利益が82百万円の赤字(同11億03百万円の赤字)となった。

 CGなどビジュアルの制作・販売、およびWebなどコンテンツの企画制作の受託制作が順調に増加した。利益面では増収効果に加えて、前期一時的に増加した人員数を削減したことにより人件費関連費用が減少したことも寄与して営業黒字化、経常黒字化した。純利益は赤字が大幅に縮小した。

 通期の連結業績予想は前回予想(2月18日公表)を据え置いて、売上高が前期比9.7%増の215億60百万円、営業利益が3億円(前期は10億29百万円の赤字)、経常利益が1億20百万円(同11億81百万円の赤字)、純利益が20百万円(同14億66百万円)としている。通期でも収益改善基調が期待される。

 株価は安値圏600円台でのモミ合いから上放れて、11月2日に742円まで上伸する場面があった。第3四半期累計営業黒字化に対してはやや反応薄だが、日足チャートで見ると上向きに転じた25日移動平均線がサポートラインの形となった。また週足チャートで見るとモミ合い上放れて52週移動平均線を突破し、さらに13週移動平均線が上向きに転じて基調転換の動きを強めている。収益改善基調を評価して戻りを試す展開が期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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