木製ジャングルジムの現代アートで出火、死傷者3名

2016年11月7日 16:54

印刷

記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward 曰く、 6日夕、東京の明治神宮外苑で行われていた「東京デザインウィーク」という現代アートの展示イベントにおいて、中に入って遊べる展示作品が出火、子供が亡くなるという痛ましい事故が発生したのだが、その展示物があまりにも燃えやすそうなものであったことが物議を醸している(NHK朝日新聞)。

 出火したのは日本工業大学工学部建築学科の学生らによる「新建築デザイン研究会」が出展した展示物で、木の骨組みで作られたジャングルジムに装飾としておがくずをまぶし、さらに内側から裸電球で照らすというもの。タレコミ時点では出火原因は不明だが、写真を見ると一目瞭然なように、中に人が入って遊ぶ想定にも関わらず余りにも燃えやすそうな構造であり、実際に出火時は数秒間で燃え上がったと言われている。また電球の発熱によりおがくずが出火した可能性が指摘されている。

 こうした構造に、SNS上などではあまりに知識不足ではないかといった議論が沸き起こっているが、火を扱う機会の減った昨今、こうした常識は失われているのだろうか。

 スラドのコメントを読む | 教育

 関連ストーリー:
東芝ライテック、2017年3月をもって蛍光灯器具の製造中止 2016年06月15日
東芝ライテック、白熱電球に続き電球形蛍光灯の生産も終了へ 2015年03月04日
神戸ルミナリエ、LEDの光は「冷たい」として電飾を白熱電球に戻す 2014年12月15日
世界中から消えていく白熱電球 2012年09月28日

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連キーワード

関連記事