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銀行システムの不具合悪用し口座残高を増やした元行員が逮捕
記事提供元:スラド
あるAnonymous Coward 曰く、 銀行システムの不具合を悪用して口座の残高を増やしていた三井住友銀行の元行員が逮捕された。銀行側の被害額は約11億円にも上るという(産経新聞、朝日新聞)。
悪用された不具合は、システムを特別なモードに切り替えることでドルを購入する際の為替レートを自由に設定できてしまうというもの。これを悪用し、架空会社名義で作った口座に入金した数十万円を不適切な為替レートでドルに換え、通常のレートで日本円に換え直すことで、システム上は(為替レートがおかしいという点を除いて)適切に口座残高を十倍に増やすことができたという。
三井住友銀行側は問題に気付かず、国税庁からの指摘で発覚。その後警視庁に告発され逮捕に至った模様。また、問題のシステムは修正されたという。
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