【注目銘柄】ヒビノは増額修正を評価して急反発、上値を試す展開

2016年11月1日 11:42

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

■急反発して年初来高値に接近

 音響機器販売やコンサート・イベント映像サービスを展開するヒビノ<2469>(JQ)は1日、145円高の2889円まで上げて急反発している。10月31日、17年3月期第2四半期累計(4~9月)と通期連結業績予想の増額修正、および持分法適用関連会社JVCケンウッド・アークスの株式追加取得による子会社化を発表した。株価は安値圏から急反発して年初来高値に接近している。基調転換を確認した形であり、増額修正を評価して上値を試す展開だろう。

■17年3月期第2四半期累計および通期予想を増額修正

 17年3月期第2四半期累計の連結業績予想については、前回予想(8月5日公表)に対して、売上高を62百万円増額して前年同期比の3.5%増の135億62百万円、営業利益を2億74百万円増額して同9.6%減の12億74百万円、経常利益を3億27百万円増額して同5.6%減の13億77百万円、純利益を2億78百万円増額して同1.4%減の9億28百万円とした。

 電波法改正による特定ラジオマイクの周波数移行契約は95%が完了して、特需がピークアウトする中、新規連結子会社の寄与、大型施工・販売案件の獲得、コンサート・イベント市場の活況などで売上高・利益とも期初計画を上回り、減益幅が縮小する見込みだ。

 通期の業績予想は、売上高を10億円増額して前期比13.3%減の280億円、営業利益を2億円増額して同58.1%減の18億円、経常利益を2億50百万円増額して同56.9%減の19億円、純利益を2億50百万円増額して同54.3%減の12億50百万円とした。第2四半期累計が計画を上回ったことに加えて、10月31日発表したJVCケンウンッド・アークスの株式追加取得による連結子会社化も寄与する。

 株価は急落した8月の年初来安値2060円から徐々に下値を切り上げ、さらに10月中旬に動意づく形で急反発している。そして1日は136円高の2880円まで上げて急反発し、1月の年初来高値3220円に接近してきた。週足チャートで見ると13週移動平均線に続いて26週移動平均線を突破し、基調転換を確認した形だ。増額修正を評価して上値を試す展開だろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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