関連記事
消費者とのコミュニケーションの「良し悪し」が企業の収益を左右
企業にとって、消費者が何を求め、何を考えているかは重要なファクターである。それを把握するには、コミュニケーションが重要になってくる。トランスコスモス<9715>とトランスコスモス・アナリティクスは、消費者と企業のコミュニケーションの実態把握を目的に共同調査を実施し、「消費者と企業のコミュニケーション実態調査2016」を発表した。
それによると、企業との「良いコミュニケーション体験(満足・感動)」/「悪いコミュニケーション体験(不満・失望)」によって、3人に2人は購入やリピート購入時に消費行動やマインドが変化していた。また5割以上の人がその体験をクチコミによって広め、8割の人は企業の消費者コミュニケーションに関する評判を購入意思決定の判断材料にしていた。コミュニケーションの「良し悪し」が企業の収益を左右するといっても過言ではないとしている
また、消費者間の日常的なコミュニケーションは、従来の「対面での会話」「電話」「Eメール」に加えて、「メッセージングアプリ」や「SNS」の利用が増えており、コミュニケーションチャネルのデジタル化が進んでいたという。また、企業とのコミュニケーションにおいても、今後利用してみたいチャネルとして、「メッセージングアプリ」や「Webチャット」を中心としたデジタルコミュニケーションへの期待が高まっている。とくに39歳以下では、「メッセージングアプリ」の今後の利用意向は、約6割にのぼり、Eメールを大幅に上回っている。
消費者のデジタルコミュニケーションへの期待は高まっているが、「電話」「Webサイト」「Eメール」「店舗・店頭」などの従来チャネルでも一定以上の利用意向があったという。つまり、企業は、アナログ・デジタル双方に対応し、一貫性のあるコミュニケーション体験を提供していく必要性が高まっているとしている。(編集担当:慶尾六郎)
■関連記事
・会話から自動的に顧客が満足や不満を感じる箇所を特定する音声分析技術 富士通研が開発
・情報セキュリティ対策の取り組み 国内企業の半数以上が限定的導入
・拡大する介護ロボット市場に不安の声も
・国内ITサービス市場は2016年以降も低率ながら成長を継続 2020年には5兆8,062億円に
・トヨタ、手のひらサイズの対話型ロボ「KIROBO」、CEATEC 2016で発表。生産はVAIO
※この記事はエコノミックニュースから提供を受けて配信しています。
スポンサードリンク