深セン・香港「相互乗り入れ」、11月中下旬開始に向け準備進む=香港証取

2016年9月30日 09:18

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記事提供元:フィスコ


*09:18JST 深セン・香港「相互乗り入れ」、11月中下旬開始に向け準備進む=香港証取
香港交易所(香港証券取引所:388/HK)は28日引け後、深セン・香港間の「相互乗り入れ」(両株式市場の相互取引)のスタートに向け、10月以降に接続テストなどを行う方針を示した。香港マーケットでは、取引開始に向けた準備が11月中下旬には整う見通しという。具体的な開始の日程については、準備が完了し、当局の承認を待って確定する見込みと説明した。
香港証取の李小加CEO(最高経営責任者)はこの日の午前中、深セン・香港「相互乗り入れ」のスタートに向けた準備作業が最終段階に入っているとコメント。市場で注目を集める取引スタートの期日に関しては、「“黄道吉日”を選ぶ。11月初めには公表できるだろう」と述べた。
深セン・香港間「相互乗り入れ」の開始時期をめぐっては、中国証券監督管理委員会の高官が8月末の時点で、「11月中旬から下旬にかけて」と発言している。一部ブローカーの間では、2年前に既存の上海・香港間取引が開始されたのと同じ「11月17日にスタートする」との見方が浮上。また、上海・香港間取引が月曜にスタートしたことから、11月14日または同21日を有力視する向きもある。
なお、上海と香港の「相互乗り入れ」は2014年11月17日に始動。中国証券監督管理委員会と香港証券先物委員会はこれに1週間先立つ11月10日、取引解禁日を正式に発表している。

【亜州IR】《ZN》

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