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1人当たりの医療費32万円と過去最高
26年度の国民1人当たりの医療費が32万1100円と前年度より6400円上がり、過去最高になったことが厚労省の調べで分かった。国民医療費の総額も40兆8071億円と前年度より7461億円増え、過去最高となった。高齢者増加と高度医療によるところが大きいという。
年齢階層別では0歳から14歳が2兆4829億円(構成割合6.1%)、15歳から44歳は5兆2244億円(12.8%)、45歳から64歳は9兆1932億円(22.5%)となっており、65歳以上が23兆9066億と全体の58.6%を占めた。
また1人当たりでみると、65歳未満は17万9600円なのに対し、65歳以上は72万4400円と65歳未満に比べ4.03倍になっていた。
傷病別でみると「循環器系の疾患」が全体の約2割。次いで「新生物」が14%、「筋骨格系及び結合組織の疾患」が8%、「呼吸器系の疾患」が7%、「損傷、中毒及びその他の外因の影響」が7%になっていた。
都道府県別に医療費の1人あたりの額を比較すると、高知県が42万1700円で最も高く、次いで長崎県(39万6600円)、鹿児島県(39万600円)だった。逆に最も少なかったのは埼玉県で27万8100円。千葉県(27万9700円)、神奈川県(28万5700円)が続いた。(編集担当:森高龍二)
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※この記事はエコノミックニュースから提供を受けて配信しています。
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