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91Days 第10話「 誠実の証 」【感想コラム】
91Days 第10話「 誠実の証 」【感想コラム】©91Days[写真拡大]
記事提供元:アニメコラムサイト|あにぶ
今回は前回の反省を生かして、こちらを先に視聴し、あとから「 腐男子高校生活 」を見るわけなんですが、もうね。
先週も同じこと言いましたが腹の底のほうが本当、重い。
■91Days、Day10「 誠実の証 」
手紙の差出人はネロの叔父、ヴァネッティファミリーの幹部でもあるガンゾだった。
ヴァネッティファミリーを牛耳り、街の支配者という玉座を狙うガンゾは、アヴィリオに復讐をけしかけることで邪魔なヴィンセント、ネロの排斥を考えていた。
いわば汚れ役を承知の上で復讐を果たす代わり、アヴィリオはコルネオの引き渡しを要求する。
アヴィリオはファミリーの仕事でシカゴへ向かう際、コルネオを伴い「ブルーノ」の偽名で暮らしていた街へと戻る。
抜け殻のように暮らしていた部屋にコルネオを匿い、しばし昔のような一日を謳歌する二人。
しかしコルネオを残してファミリーへと戻ったアヴィリオだが、バルベロはなおも疑いの目を向ける。
■なんでこの二人が幸せにならないのか意味が分からない
こんないい奴を4人目じゃないかとか疑ってたの誰だ!私だ!!!
今回は泣きました……えぇ、初期の時点でいつかこうなるんじゃないかなとは思ってたんですが、アヴィリオがコルテオをずっとずっと大切に思っていたことが先週で判明していたので、もう……泣かないわけがなかった……。
特に、幸せになってくれるかもしれないと淡い期待を抱きましたよね、今回。
アヴィリオが暮らしていたあの部屋での、たった1日の生活はまるきり普通の親友、そして兄弟のものでした。
食器も買って、毛布も買って、二人でスープを食べて緊張していない表情で言葉を交わす。
先週の緊張感もあったせいで、なおさらほっとした部分もありました。
アヴィリオがこのままネロを殺さなくても、ガンゾとヴィンセントさえどうにかなればコルテオもアヴィリオもギリギリ幸せになってくれるかもしれない、なんていう淡い期待。
まぁそんなもんを許してくれるような甘やかな作品ではありませんでしたけどね!!!
コルネオにあぁいう行動をとらせたガンゾですが、あの部分やネロの対応、アヴィリオの選択、そこから再度燃え滾る感情も含めて計算に入れたうえでのものに思えてだんだん憎らしくなってきました。
登場当初は気のいいおっさんだと思ってたのに……!!
■ネロは、バルベロは、ヴィンセントは
とにかくこの数話、バルベロからのアヴィリオへの視線がものすごく厳しい。
そしてそれは、やはりコルネオが一番理解できる感情だったようです。
コルネオは、兄弟とまで言い交したアヴィリオが復讐相手であるネロに心を開きかけていることに焦燥感を抱きました。
バルベロとしては、自分の頭脳とまで言ってくれたネロがぽっと出、しかもネロの命を狙ったコルネオと旧知の仲であるアヴィリオがどんどん信頼を勝ち得ていることに焦りを覚えている。
もちろんバルベロはアヴィリオ以前からファミリーに在籍しているので、地位的な懸念もあるのかもしれません。しかし根柢の部分はコルネオと同じでしょう。
だからこそあそこで図星を突かれ、激昂したんだと思います。
しかも気が済むまで殴ることもできずネロに止められたわけですから腹の虫は治まっていないはず。
あと2回ですが、バルベロが主体でなにか騒動がありそうな気もしますね!
そしてネロ。
前回言ったように、もしアヴィリオがなにをしようとしているのか分かったうえで傍に置き、すべて許容しているとするならですよ。
自分の命を狙えるように、周囲の納得を得やすいようにアヴィリオを後押ししているようにも見えます。
ただしガラッシアとのこともあるので、ファミリーを守っていくという覚悟だけは固いようです。
なのでたとえ復讐のその瞬間になっても、おとなしく撃たれるだけとは思えず……やはりここも、一波乱ある予感。
で、一番の復讐相手であるヴィンセントですね。
正直、アヴィリオが復讐を果たすその前に寿命がくる予感しかしないんですがどうなんでしょうか。もしもこの通りになってしまった場合、アヴィリオは今回したことを含めて考え、少なからず自失してしまうのではないでしょうか。
本当……全員死ぬ未来しか見えてこないんだけどどうなるんだろう……。
とにかく今回のラストは、ひどく胸の奥に刺さりました。
コルネオのセリフと仕草、アヴィリオが最後まで引きずるんだろうな……。
来週もきっと重い。でも重いからこそ大好きな作品なので、じっとラストまで見守りましょう!!
(あにぶ編集部/井之上)
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