【注目銘柄】ポールトゥウィン・ピットクルーホールディングスは急反発して底打ち確認、17年1月期第2四半期累計の利益上振れを好感

2016年9月20日 10:16

印刷

記事提供元:日本インタビュ新聞社

 ポールトゥウィン・ピットクルーホールディングス<3657>(東1)に注目したい。17年1月期第2四半期累計の連結業績は減収減益だったが、株価は利益上振れを好感して年初来安値圏から急反発した。底打ちを確認した形であり、出直りの動きが本格化しそうだ。

 17年1月期第2四半期累計(2~7月)の連結業績は、前年同期比3.9%減収、34.9%営業減益、48.6%経常減益、65.2%最終減益だった。前年同期との比較では減収減益だった。ただし期初計画との比較でみると、英国のEU離脱問題による円高影響で海外売上高が計画を下回ったが、国内でプレイステーション4向けソフトのデバッグ受注が堅調に推移して各利益は計画超となり、期初計画に対して減益幅が縮小した。

 17年1月期通期連結業績予想は据え置いて売上高が16年1月期比13.3%増の205億31百万円、営業利益が同4.5%増の24億66百万円、経常利益が同7.1%増の23億86百万円、純利益が同7.1%増の13億78百万円としている。第2四半期累計の進捗率は売上高43.3%、営業利益34.6%、経常利益28.1%、純利益19.4%と低水準だが、期初時点で下期偏重の計画であり、第2四半期累計の利益が計画超だったことを考慮すれば、通期連結業績予想は達成可能だろう。

 株価は8月29日の年初来安値685円まで調整していたが、第2四半期累計の利益が計画超となったことを好感して急反発し、9月16日には887円まで上伸する場面があった。そして週足チャートで見ると13週移動平均線と26週移動平均線を一気に突破した。急反発して底打ちを確認した形だ。今期予想連結PERは11~12倍近辺で割高感はない。出直りの動きが本格化しそうだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

【関連記事・情報】
【どう見るこの相場】イエレン米FRB議長の発言でドル高・円安、日本株は意外高の可能性も(2016/08/29)
上がれば下がり下がれば上がるが株、儲けは日柄と幅と主役の見極めにあり=犬丸正寛の相場格言(2016/08/27)
【高配当銘柄】第一実業の今期第1四半期は過去3年と比較しても大幅増収増益(2016/08/26)
【作家・吉田龍司の歴史に学ぶビジネス術】中世の西洋に「日本ブーム」を仕掛けた男(2016/08/22)

※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。

関連記事