3.1 フィリップ リム 2017年春夏コレクション - 愛とユーモアを持って‟いま”を掴む

2016年9月15日 21:45

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記事提供元:ファッションプレス

 3.1 フィリップ リム(3.1 Phillip Lim)の2017年春夏コレクションが、アメリカ・ニューヨークで発表された。

 「今のカルチャーのムードに対する僕の解釈。」、デザイナーのフィリップ・リムがそう評する今季は、街中で見かけるスタイルがたしかに多く存在している。例えば、足元を飾るプラットフォームサンダル。数年前までなかなか目にしなかったアイテムであるが、アメリカから離れたここ日本でも近年多く見かけるものだ。ボンバージャケット、ダメージデニム、クロップドパンツといった装いは、私たちのクローゼットに潜む身近な存在であろう。

 ランウェイでは斬新に映るが、フリルスカートとデニムジャケットの組み合わせや、テーラードジャケットをショートパンツで着崩すことも、ストリートに落とせばそう珍しいことではない。

 ただ、フィリップ・リムの着眼点に白旗を上げてしまうのは、「スイムウェア」風アイテムの使い方だ。ジャケットから覗くビキニ、ワンピースのように着こなすスーパータイトなオールインワン、スイムパンツと見まがうマイクロミニパンツ。街行く女性が着ていればハッとさせられそうな挑発的な装いが、カジュアルウェアと共存し、モードを創り出している。

 一方で、フラワー模様も今季らしい要素。ピンクやイエローなど鮮やかなパレットで描かれたモチーフが、スカートやワンピース、ブラウスの上で花を咲かせている。ヴィクトリアン・ロマンチシズムもキーワードに上がり、スポーティーなシルエットに柔らかさをプラス。ショルダーラインが大きく開き、フェミニンからは遠い存在であるワンピースも、胸元のフリルデコレーションにより、可憐な印象に映る。

※本記事はファッションプレスニュースから配信されたものです。ファッションプレスでは、ブランド、デザイナー情報、歴史などファッション業界の情報をお届けしています。

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