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採用選考、来年は同じ・再来年は来春迄に公表―経団連・榊原定征会長
日本経済団体連合会の榊原定征会長は選考活動の開始時期を6月1日とする採用選考スケジュールを、2018年入社対象についても維持し「採用選考に関する指針や手引きの変更は行わない」とする方針を記者会見で示した[写真拡大]
日本経済団体連合会の榊原定征会長は選考活動の開始時期を6月1日とする採用選考スケジュールを、2018年入社対象についても維持し「採用選考に関する指針や手引きの変更は行わない」とする方針を記者会見で示した。
また「会員企業に対し、様々な機会を通じて指針の遵守を呼びかけていく」とし、2019年入社については来春までに公表するとした。
榊原会長は「政府からも各業界団体に経団連の指針を遵守するよう要請が出されている」とした。そのうえで「企業の自己責任の原則の下、指針の遵守を願うし、これを呼びかけていく」と語った。
また、留学生への配慮について「留学生向けに企業が別途採用枠を設け、海外で企業説明会を開催している」とし「大きな問題は生じていないと理解している」とした。
教育実習生への配慮では「面接を平日の夕方や土日に設定するなど、多くの企業が様々な配慮を行っている。それでも都合をつけられなかった実習生もいるようであり、さらなる対応を検討する必要はある。できることをやっていきたい」との考えを示した。
また、通年採用については「わが国の場合、新卒一括採用が通例となっており、就職を希望する学生の9割が卒業と同時に就職している。会長副会長会議の議論でも、スケジュールを含め一定のガイドライン、指針は必要で、何をやってもよいという無法状態は良くないとの意見が大勢だった」とし「何らかの形で指針は維持するべきだと考えている」とした。(編集担当:森高龍二)
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※この記事はエコノミックニュースから提供を受けて配信しています。
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