【注目銘柄】マーベラスはゲーム関連で配当利回り妙味が増す

2016年9月9日 09:23

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

■ミニゴールデンクロスを示現

 マーベラス<7844>(東1)は、ミニゴールデンクロスを示現、ゲーム関連で、配当利回り妙味が増す銘柄として注目したい。

 同社グループは、『「驚き」と「感動」を世界に届ける新しいエンターテイメントの創造』を経営理念とし、オンライン事業、コンシューマ事業、音楽映像事業の3事業を展開している。それぞれが制作・保有する多様なエンターテイメントコンテンツを、事業のフレームを越えて有機的に展開することで、市場環境にフォーカスした高品質なエンターテイメントコンテンツを、より迅速に多様なアプローチで市場へと供給している。

 オンライン事業では、App Store、Google Play、SNSプラットフォーム等に向けたオンラインゲームの企画・開発・運営を行っている。コンシューマ事業では、家庭用ゲーム機向けのゲームソフトの企画・開発・制作・販売及び受託開発を行っているほか、アミューズメント筐体の企画・開発を行っている。音楽映像事業では、話題性の高い多様なコンテンツを発掘し、アニメーション作品の制作・プロデュース、音楽・映像コンテンツの制作・商品化を行っているほか、音楽・映像コンテンツの配信事業や、海外番組販売等の二次利用ビジネスにも注力。コミックやアニメーション、ゲームなどを原作とした舞台・ミュージカル作品(2.5次元ミュージカル作品)の企画・制作・興行を行っている。

 今2017年3月期第1四半期業績実績は、売上高が62億0300万円(前年同期比22.9%減)、営業利益が6億3800万円(同53.6%減)、経常利益が4億1000万円(同71.4%減)、純利益が3億0300万円(同69.5%減)に着地。

 通期業績予想は、売上高が340億円(前期比6.9%増)、営業利益が60億円(同10.7%増)、経常利益が58億5000万円(同11.9%増)、純利益が41億5000万円(同15.2%増)を見込んでいる。配当は期末一括30円継続を予定している。

 株価は、2月12日につけた年初来の安値710円、6月24日安値711円と二番底形成から7月19日高値1041円と上昇。8月29日安値722円まで調整を挟んで上昇し、ミニゴールデンクロスを示現し、リバウンドを継続している。今3月期第1四半期は、iOS/Android向けアプリ『スマッシュドラグーン』が低調だったほか、新作投入に伴うコストが先行する等したため減収減益着地。だが、Aimingと共同開発した多人数参加型のロールプレイングゲーム「剣と魔法のログレス いにしえの女神」が国内累計800万ダウンロードを突破。中国語・簡体字版を8月11日から中国本土へのiOS版の配信を開始しており、アジア圏を中心とした海外展開に期待が高まる。連続最高益更新見通しで、今期予想PER9倍台と割安感があるほか、配当利回りは3.8%と利回り妙味は増す。リバウンド相場を鮮明にするか注目したい。(N)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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