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気象庁、新島「西之島」の警戒範囲を「火口から500m」に縮小
記事提供元:エコノミックニュース
気象庁は小笠原諸島の新島「西之島」の警戒範囲を17日午後3時、火口から1500mから「500m」に縮小した。
気象庁は「火山ガスの大幅な減少や火口周辺の沈降などが確認されている。7月19日に海上保安庁が実施した上空からの現地観測でも火口からの噴気の放出は確認されていない。現地観測以降も地表面温度の低下した状態が続いていることが衛星画像から確認されている」と説明。
ただ「火口付近に高温領域が引き続き確認されており、火道域に海水が浸入した際に小規模な噴火が発生する可能性がある」とし「火口周辺警報を入山危険から火口周辺危険に引き下げた」としている。また「噴火による影響が海上まで及ぶおそれがなくなったことから、火山現象に関する海上警報を解除した」としている。
気象庁では「噴火で流れ出た溶岩は表面が冷え固まっていても、表面に生じた割れ目の一部が高温になっているほか、地形的に崩れやすくなっている可能性が考えられるので、火口から概ね500mを超える範囲でも注意は必要」と注意するよう呼びかけている。
西之島は東京から南に1000キロメートル、父島の西約130キロメートルにある。図面は気象庁発表資料による。(編集担当:森高龍二)
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