チェルノブイリで発見された放射線耐性を持つ菌、国際宇宙ステーションへ持ち込まれる

2016年8月5日 10:49

印刷

記事提供元:スラド

 チェルノブイリで発見された、「放射線に耐えられる菌類」が国際宇宙ステーション(ISS)に持ち込まれたそうだ(ギズモード・ジャパンNASAMOTHERBOARD)。

 この菌類はチェルノブイリ原発事故の発生後にチェルノブイリ周辺で発見されたもので、強い放射線に晒されている環境でも生き延びられるという。さらにそれだけでなく、放射線のほうに向かっていくように成長していくという特徴があるそうだ。

 なぜ放射線に耐えられるのか、なぜこのような挙動をするのかは解明されていないとのことだが、国際宇宙ステーションにこの菌を持ち込むことで、放射線や低重力による影響を調査する模様。

 スラドのコメントを読む | サイエンスセクション | バイオテック | 宇宙

 関連ストーリー:
JAXA、第2回閉鎖環境滞在試験の被験者を募集中 2016年07月24日
宇宙でフルマラソン完走 2016年04月27日
チェルノブイリ原発近辺の森林、放射能の影響によって腐敗が遅れる 2014年03月17日
ヤクルト、宇宙での乳酸菌摂取による効果を検証へ 2012年06月11日

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連記事