ニューヨークの地方検事、AppleやGoogleに暗号化の水準を昔に戻すように求める

2016年8月2日 14:52

印刷

記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward曰く、 米ニューヨーク州のCyrus Vance Jr.マンハッタン地方検事がサイバーセキュリティに関する国際会議での講演で、スマートフォンで使われている暗号化を弱めるよう主張したという(Tom\'s GuideSlashdot)。

 氏によると、スマートフォン端末の暗号化解除が進まないことで、犯罪事件における加害者の特定が難しくなり、数千件の犯罪が未解決となっているという。氏は暗号化自体は否定せず、法執行機関に向けた「バックドア」の設置も否定、「現在のメーカー自身ですら解除できない」という暗号化レベルを、「メーカー側で解除できる水準」にまで落とすことを主張している。

 スラドのコメントを読む | セキュリティセクション | セキュリティ | 暗号 | プライバシ

 関連ストーリー:
中国政府、Appleなどの外国製IT製品を対象に「セキュリティ調査」を開始 2016年05月19日
米ロサンゼルス市警、iPhone 5sのロック解除に成功していた 2016年05月07日
バックドア提供を拒む企業に制裁を行う「アンチ暗号化法案」 2016年04月19日
カナダ警察、2010年からBlackBerryのメッセージを復号するマスターキーを持っていた 2016年04月17日

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連記事