緊急地震速報の誤報で首都圏の鉄道などが一時停止

2016年8月2日 14:53

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記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward 曰く、 8月1日の17時09分頃、東京湾を震源とする深さ10km、マグニチュード9.0という超巨大地震が関東で発生!…という緊急地震速報が流れ一部で衝撃が走ったものの、誤報としてすぐに取り消されるというハプニングがあった(プレスリリースPDFNHKの記事)。

 発表された緊急地震速報は、東京周辺が軒並み震度7な上に、長野や福島に至る広域まで震度6以上という速報の地図が一面真っ赤な凶悪なもので、事業者向けであったものの「ゆれくるコール」や「ウェザーニューズ」など一部のアプリではユーザーにも配信されたため、受信したユーザーは一時騒然となったようである。また誤報により鉄道などが一時運転を見合わせたとのこと。

 気象庁によると、この誤報は千葉県の1か所の地震計が大きな揺れを示す誤ったデータを送信したため発表されてしまったものだという。緊急地震速報では、素早さを優先してか、一般向けが2点以上の観測点で揺れを観測した場合としているのに対して、事業者向けは1点のみでも発表されており、仕組み上今回のような誤報が発生してしまうようである。

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