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【注目銘柄】日本エス・エイチ・エルはミニゴールデンクロスを示現、好業績予想で割り負け
日本エス・エイチ・エル<4327>(JQS)は、ミニゴールデンクロスを示現。連続最高益更新見通しで、配当利回り妙味もソコソコある銘柄として注目したい。
同社は、イギリスに本社を持つSHLグループとライセンス契約を結び、日本国内の企業向けに人材アセスメントサービスを提供している。人と仕事と組織の個性を明らかにするための測定ツールを提供し、測定データの適切な解釈と活用を通して、企業組織の生産性向上とそこで働く社員の自己実現をはかることをミッションと考えている。
同社のサービスは、採用選抜、配置配属、昇進昇格、能力開発、組織開発など様々な人事場面で活用されている。具体的には、プロダクト・サービス、コンサルティング・サービス、トレーニング・サービスを提供している。
前週7月29日に今2016年9月期第3四半期決算と通期業績予想の修正を発表。第3四半期売上高が20億2100万円(前年同期比19.3%増)、営業利益が9億7900万円(同32.6%増)、経常利益が9億8100万円(同30.5%増)、純利益が6億4900万円(同36.6%増)に着地。
通期業績予想は、売上高が従来予想の23億6800万円(前期比3.9%増)を据え置いたが、営業利益が同9億6200万円から9億8500万円(同6.4%増)、経常利益が同9億6200万円から9億8700万円(同5.1%増)、純利益が6億3900万円から6億5300万円(同11.1%増)に増額した。配当予想は98円(第2四半期末49円、期末49円)を予定している。
株価は、1月4日の年初来高値2930円から2月12日の年初来安値2515円まで調整。再度6月24日安値2545円と売り直されて下値から上昇。ミニゴールデンクロスを示現。2770円どころのレンジ上限を突破し、モミ合い上放れ方向となっている。
来年3月卒業予定の新規学卒者に対する求人倍率が5年連続で上昇した企業の前向きな雇用姿勢が伝わる中、より積極的な営業を展開。新規学卒者の採用選考活動が早期化したことに伴い、全てのサービスで2ケタの増収を確保し、業績は当初計画を上回る見通し。来17年9月期も最高益更新が観測されているほか、今期予想PER13倍台と割安感があり、配当利回りは3.5%と利回り妙味はソコソコある。週足でもゴールデンクロスを示現しており、中長期的な視点でも買い安心感のある銘柄として一段と騰勢を強めるか注目したい。(N)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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