米政府は民間の電子メールアカウントに対し、そのユーザーに知られることなくメールを読むことができる

2016年7月27日 17:54

印刷

記事提供元:スラド

taraiok 曰く、 Microsoftは米国政府が顧客の電子メール情報へのアクセスを求めた場合、顧客には読まれていることを知る権利があり、そのことを伝えるべきであると裁判で主張してきた。しかし、米国政府側は個人または調査を危険にさらすリスクがある場合、連邦法では特定令状なしに電子メールを読むことができると説明しているという(BloombergSlashdot)。

 Bloombergによると、政府が民間の電子メールアカウントにアクセスする命令を出した場合、長期間もしくは無制限の伝達禁止が課せられるという。連邦裁判所はMicrosoftに対し約2600件のアクセス命令を出しており、そのうちの3分の2は伝達禁止解除の期日が設定されていない無期限状態だった。このため、政府の調査が終了した後も顧客に説明できなかったとしている。

 スラドのコメントを読む | YROセクション | 政府 | プライバシ

 関連ストーリー:
中国政府、Appleなどの外国製IT製品を対象に「セキュリティ調査」を開始 2016年05月19日
Apple 対 FBI のバックドア問題について、ビル・ゲイツはつまり何が言いたいのか 2016年02月27日
各国政府機関に監視ツールを提供する「Hacking Team」、サイバー攻撃を受けて脆弱性情報などを漏らす 2015年07月10日

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連記事