「水素を発生させる入浴剤」で火傷などのケガをする事例が発生、注意呼び掛け

2016年7月22日 18:38

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記事提供元:スラド

 近年の「水素ブーム」に乗じて、「水素を発生させる」という入浴剤が登場しているそうだが、これが原因でやけどなどの怪我を負う事例が複数報告されているとして国民生活センターが注意を呼びかけている(ITmedia)。

 水素を発生するという入浴剤にはいくつかの種類があるそうだが、そのうち酸化カルシウムやアルミニウムを水と反応させて水素を発生させるものでは、水素の発生とともに熱が生じ、入浴剤の表面が90℃程度にまで上昇、これによってやけどを負う危険性があるとのこと。そのため、使用時はケースなどに入れて直接触れないようにするほか、湯に入れた後はしばらく取り出さないようにするといった注意が必要だという。

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