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訪日外国人、1人あたりの旅行支出は前年比10%減少
4~6月までの訪日外国人旅行者の旅行消費額は総額で9,533億円と、前年同期から7.2%増加した一方で、1人あたりの旅行支出は15万9,930円と前年同期に比べ9.9%減少した。写真は、東京都台東区、浅草寺の雷門。[写真拡大]
観光庁の訪日外国人消費動向調査によると、今年4月から6月までの訪日外国人旅行者の旅行消費額は総額で9,533億円と前年同期(8,893億円)から7.2%増加した一方で、1人あたりの旅行支出は15万9,930円と前年同期(17万7,546円)に比べ9.9%減少したことがわかった。
この期間の訪日外国人旅行数はは596万人で、前年同期(501万人)に比べ19.0%増加。旅行消費額を国・地域別にみると、中国が3,530億円(構成比37.0%)と最も大きく、台湾1,427億円(同15.0%)、韓国695億円(同7.3%)、米国669億円(同7.0%)、香港637億円(同6.7%)が続いた。これら上位5カ国で全体の73.0%を占めた。
訪日外国人1人当たりの旅行支出は平均で15万9,930円と、昨年7~9月期から3期連続の減少で、前年同期(17万7,546円)に比べると9.9%減った。ベトナムが23万8,000円(前年同期比13.7%増)、オーストラリアが23万4,000円(同4.5%減)と高かった。中国は22万円で、前年同期(28万5,000円)に比べて22.9%減少した。
費目別にみると、買物代が6万円と最も高く、次いで宿泊料金 (4万4,000円)、飲食費(3万2,000円)が続いた。国・地域別では、宿泊料金はドイツが11万3,000円と最も高く、次いでスペイン、オーストラリア、英国の順。買物代は中国が12万4,000円と最も高く、ロシアが9万8,000円で続いた。
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