銑鉄と粗鋼の生産が前年同月比で増加

2016年7月21日 12:29

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 日本鉄鋼連盟は20日、6月の鉄鋼生産概況を発表、銑鉄と粗鋼の生産は前月比では減少したが、前年同月比では増加したことがわかった。熱間圧延鋼材は前月比、前年同月比とも減少した。

 銑鉄生産は、665.9万トンと前月に比べると2.7%減、前年同月比では1.7%増で3カ月連続の増加となった。4~6月では前年同期比1.5%増、1~6月では同0.4%減となった。

 粗鋼生産は876.0万トンで、前月比2.0%減、前年同月比2.7%増となり、前年同月比では3カ月連続の増加となった。6月の1日当たり粗鋼生産は29.20万トンで、5月の28.84万トンと比べて1.3%増だった。4~6月では2,620.1万トン(前年同期比1.3%増)と、2014年7~9月以来の前年同期比増となった。1~6 月では5,204.0万トン(同1.1%減)だった。

 熱間圧延鋼材(普通鋼、特殊鋼の合計)生産は759.0万トンと前月に比べ3.7%減、前年同月比では0.4%減と20カ月連続の減少となった。4~6月では前年同期比0.4%減2,291.0万トン、1~6月では同2.2%減の4,584.3万トンだった。

 鋼種別生産では、普通鋼が682.5万トンで前月比0.6%減、前年同月比3.0%増、特殊鋼が193.5万トンで同6.8%減、同1.4%増となり、前年同月比では、普通鋼が2カ月ぶりの増加、特殊鋼は2カ月連続の増加となった。

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