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米運輸保安庁、アメリカン航空と共同で複数の空港の保安検査場に自動化レーンやCTスキャナーを導入する計画
米運輸保安庁(TSA)とアメリカン航空は5日、待ち時間の長さが問題となっている米空港の保安検査場に自動化された保安検査レーンやCTスキャナーを導入する計画を発表した(ニュースリリース、Consumeristの記事)。
自動化された保安検査レーンはデルタ航空もアトランタ国際空港に設置しているが、X線検査機に通した手荷物が詳細な検査を必要とする場合に自動でルート変更することで、後続の手荷物を待たせることなく連続して検査が行えるようになるというもの。トレイにはRFIDタグが取り付けられ、荷物の外観を撮影した写真とX線画像をリンクさせることにより、信頼性を向上する。これにより、保安検査場で乗客が要する時間はおよそ30%程度まで短くなるという。
現在のところ米空港では、預入手荷物の検査にのみCTスキャナーを使用している。機内持ち込み手荷物の検査に使用することで乗客は液体やジェル、ノートPCなどをバッグから取り出す必要がなくなり、スループットの向上とトレイの数の減少が期待できるとのこと。
自動化保安検査レーンは今秋、シカゴ・オヘア国際空港とダラス/フォートワース国際空港、ロサンゼルス国際空港、マイアミ国際空港に導入される。CTスキャナーはフェニックス・スカイハーバー国際空港に設置され、年末までにパイロットプログラムを開始するとのことだ。 スラドのコメントを読む | テクノロジー | スラッシュバック | アメリカ合衆国 | 交通
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