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シマノ、自転車ロードレース向けの電動自動変速システムを発表
あるAnonymous Coward 曰く、 シマノが自動変速システム「シンクロシフト」を導入したロードバイク用コンポーネント「R9100」シリーズを発表した(cyclist)。
シマノは電動で変速を行うシステム「Di2」を2009年に発表しており、すでにロードレースの世界では普及しているが、今回発表された新コンポーネントに導入されたシンクロシフトは、ライダーの操作に応じて前後のギヤを同時に最適なものに切り替える仕組み。自転車のギヤは基本的には後ギヤを変えると細かくギヤ比が変わり、前ギヤを変えると大きくギヤ比が変わる仕組みになっている。そのため、前ギヤを切り替えると意図していたよりも大きくギヤ比が変わってしまうケースがあった。シンクロシフトでは、前ギヤの変速時にギヤ比が大きく変わらないよう後ギヤを自動的に変速してくれるほか、前ギヤと後ろギヤを意識せずに「アップ」「ダウン」の操作だけで自動的に細かくギヤ比が変わるよう変速を行ってくれる「フルシンクロモード」も用意されるという。
また、スマートフォンやタブレット経由で変速タイミングなどのカスタマイズ、システムチェックを行う機能も搭載されている。
同様のシステムはすでにマウンテンバイク(MTB)向けコンポーネントでは導入されていたが、ロードレース向けコンポーネントにもこれが持ち込まれることになった。MTBでは電動システムでサスペンションの挙動を操作するようなシステムも導入されているが、自転車ロードレースで次に来るハイテク化はなんだろうか。
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