ル・マン24時間レース、トヨタ車ゴール3分前に停止し初優勝を逃す

2016年6月23日 08:00

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記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward曰く、 6月18日~19日に開催された第84回ル・マン24時間耐久レースにおいて、それまで首位を走り初優勝を目前に控えていた5号車・トヨタTS050ハイブリッド(ドライバーはアンソニー・デビッドソン/セバスチャン・ブエミ/中嶋一貴)がゴール3分前に車両トラブルにより停止、そのまま失格になるという悲劇が発生した(Car WatchAUTO SPORTResponse)。

 レースでは終盤までポルシェとトヨタのトップ争いが続いていたが、残り30分ほどのところでトヨタ車が単独首位となり、残すはほぼ最終周のみというところまで迫っていた。しかし残り6分のところでドライバーから「ノーパワー!」という無線が入り、残りわずか3分のホームストレートでストップとなってしまった。優勝は2番手を走っていた2号車・ポルシェ919ハイブリッドのものとなり、5号車はその後ゴールしたものの、規定時間を満たせず失格となった。なお、その後6号車・トヨタTS050ハイブリッド(ドライバーはステファン・サラザン/マイク・コンウェイ/小林可夢偉)が2位に入賞している。あまりの突然のできごとで、一部メディアでは先走ってトヨタ初優勝の記事が掲載されていたほどであった。

 トヨタは1987年からレースに参加しているが、これまでもあと一歩のところで優勝を逃すなど、2位以下に甘んじている。過去に日本人ドライバーが日本メーカーのマシンに乗って優勝したことはなく、非願成就となるかと思われていただけに残念である。

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