ストライプは動きが遅く見える?

2016年6月18日 18:06

印刷

記事提供元:スラド

一部のトカゲは体に縞模様を持っているが、この模様にはトカゲ自身の動きを遅く見せる効果があるという。

一部のトカゲは体に縞模様を持っているが、この模様にはトカゲ自身の動きを遅く見せる効果があるという。[写真拡大]

shadowfire 曰く、 一部のトカゲは体に縞模様を持っているが、この模様にはトカゲ自身の動きを遅く見せる効果があるという(Sciencemother nature network)。

 インド科学教育研究大学のGopal Murali氏が、捕食者が縞模様のトカゲの動きの速さをどのように認識するか、テストを行った。捕食者の役割の生徒達にコンピュータでレンダリングしたトカゲの前方部分をクリックするゲームをプレイさせたところ、縞模様がある場合はクリックできる率が25%落ちたという。

 また、ゲーム内でトカゲの動きの速さを比較するゲームをプレイさせたところ、縞模様のトカゲは実際よりも遅く動いているように見えているという結果が出たそうだ。鳥などがトカゲを狙う際、縞模様のトカゲは実際よりも動きが遅く見えてしまい、本体を捕まえるのに失敗するという効果があるという。

 この結果はスポーツやゲーム等にも応用出来るのではないかと考えると興味深い。

 スラドのコメントを読む | サイエンスセクション | サイエンス

 関連ストーリー:
シマウマの縞模様には防虫効果がある? 2014年04月09日
トカゲは鳥に匹敵するくらい頭が良い 2011年07月15日
えり好みするミツバチ、縞模様と赤い花がお好き 2010年10月13日

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連記事