【注目銘柄】SRAホールディングスにリバウンド狙い可能、25日線乖離がマイナス10%、9期ぶり最高純益へ

2016年6月16日 10:15

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

 SRAホールディングス<3817>(東1・100株)は、25日移動平均線マイナスかい離(-10%)と下げ過ぎた銘柄で、配当利回り妙味が増すことから、注目したい。

 同社グループは、1967年の創業以来、「自らの職業的実践を通じ、コンピュータサイエンスの諸分野を発展させ、それによって人類の未来に貢献する」という企業理念のもと、グローバルな視点で先進技術を追求し、その成果を顧客のシステムに反映すると共に、ソフトウェア工学に基づく品質向上にも注力している。また、同業他社に先駆け、1984年という早期に米国法人を設立し、以降もヨーロッパ、インド、中国、シンガポールと海外拠点を拡充させ、日系企業、現地企業の顧客はもとより、海外に進出される顧客にもサービスを提供している。

 同社グループは、企業価値ならびに株主価値の向上をめざし、収益構造の改革を推進して高収益モデルを確立するとともに、株主還元のさらなる充実を図るため、2015年度から2017年度(2016年3月期から18年3月期まで)の3年間を対象期間とした、中期経営計画を策定し、今17年3月期も収益構造の改革(高収益モデルの確立)をめざし、「既存事業の収益性向上(売上総利益率の向上と販管費率の改善)」、「ビジネスモデルの変革」、「自社IP製品ビジネス×海外ビジネスの強化」に取り組んでいる。

 今17年3月期第2四半期業績予想は、売上高が183億2000万円(前年同期比2.2%増)、営業利益が17億4200万円(同5.7%増)、経常利益が18億3400万3400万円(同1.6%増)、純利益が11億8600万円(同22.8%増)を予想。第2四半期末の配当は30円(同5円増)を予定。

 通期業績予想は、売上高が2065億円(前期比0.6%増)、営業利益が85億円(同0.9%増)、経常利益が95億円(同2.5%増)、純利益が87億円(同0.9%増)と9期ぶりの最高純益更新を見込んでいる。期末配当は55円(同10円増)と連続増配を予定している。

 株価は、1月4日に上場来の高値2972円と買われた後、2800円どころを上値としたモミ合いを下放れし調整が続いている。25日移動平均線マイナスかい離(-10%)と下げ過ぎた感があるほか、2000円割れの下値圏に接近し、値ごろ感が出つつある。JTBで顧客情報流出との可能性が報じられており、セキュリティー関連として同社株が見直される可能性はある。今期予想PER9倍台と割安感があり、配当利回りは4.1%と利回り妙味は増しており、ここから下押す場面は買い妙味が膨らみそうだ。(N)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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