企業の景況感が2期連続マイナス

2016年6月14日 16:37

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大企業のBSI(景況判断指数)の推移を示すグラフ。(財務省・内閣府「第49回法人企業景気予測調査(平成28年4-6月期調査)」より)

大企業のBSI(景況判断指数)の推移を示すグラフ。(財務省・内閣府「第49回法人企業景気予測調査(平成28年4-6月期調査)」より)[写真拡大]

  • 中堅企業のBSI(景況判断指数)の推移を示すグラフ。(財務省・内閣府「第49回法人企業景気予測調査(平成28年4-6月期調査)」より)
  • 中小企業のBSI(景況判断指数)の推移を示すグラフ。(財務省・内閣府「第49回法人企業景気予測調査(平成28年4-6月期調査)」より)

 財務省と内閣府が13日に発表した4~6月期の法人企業景気予測調査によると、大企業全産業のBSI(景況判断指数)はマイナス7.9だった。マイナスとなるのは2四半期連続で、1~3月期のマイナス3.2よりマイナス幅が広がった。

 BSI値は景況が「上昇」と答えた企業の割合から「下降」と答えた割合を引いた数値。円高や熊本地震の影響が景況感悪化の背景にあるとみられる。中堅企業全産業はマイナス7.0、中小企業全産業はマイナス16.9だった。

 7~9月期の見通しは、大企業全産業ではプラス5.8と好況に転じるとみているが、中小企業全産業ではマイナス9.3と依然として厳しい見通しが示された。

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