Googleのラリー・ペイジ、秘密裏に「空飛ぶ自動車」ベンチャーに100億円以上を投資していた

2016年6月13日 21:37

印刷

記事提供元:スラド

 Googleの共同創業者ラリー・ペイジ氏が、長年にわたって「空飛ぶ自動車」の開発企業に巨額の出資を極秘に行っていたそうだ(BloombergGIGAZINESlashdot)。その金額は合計1億ドル(約107億円)以上に上るという。

 ペイジ氏が出資しているのは「Zee.Aero」というスタートアップ企業で、さらに「Kitty Hawk」という企業にも関わっているという。Zee.Aeroは創業から6年が経過している企業で優秀なデザイナーやエンジニアを雇用しているという。同社はまず「空飛ぶ自動車」というよりは「一人乗りの小型飛行機」のようなものを目指しているようで、すでに飛行場での試験も行っているという。

 また、Kitty Hawkは「Google X」創設者のセバスチャン・スラン氏が社長を務めていたが、Googleは両社についてのコメントを拒否しているという。同社は12人ほどのエンジニアを抱えており、大型のクアッドコプタードローンのようなものを開発しているという話もあるという。

 なお、ペイジ氏によるこのプロジェクトへの出資は個人的なものだそうだ。また、民間宇宙開発会社SpaceXのイーロン・マスクCEOとペイジ氏はよく会談しており、ともに航空機などの乗り物への興味を示しているという。ちなみにマスク氏は電気で動作する垂直離着陸機(VTOL)に興味を示している模様。

 スラドのコメントを読む | テクノロジー | 交通

 関連ストーリー:
Google、空飛ぶ風力発電機を本格始動か? 2015年12月25日
小型ロボットカートによるご近所配送というアイデア 2015年11月06日
トヨタ、「空飛ぶ車」関連特許を出願? 2015年09月16日
NASAの「空飛ぶ円盤」の再実験、またもパラシュートが破裂し失敗 2015年06月11日
20年以上開発が続けられてきた空飛ぶ自動車、製品化に向けたプロトタイプを今月ウィーンで公開 2014年10月12日
Googleは天下りを受け入れつつ政府にも人員を送り込んでいる 2016年06月14日

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連記事