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天皇制度含め現行憲法守っていく―共産・小池氏
記事提供元:エコノミックニュース
日本共産党の小池晃書記局長は12日のNHK番組で、憲法改正について「天皇の制度を含め、全条項で現行憲法を守っていく」と護憲姿勢をこれまでより踏み込んで、より鮮明にした。
そのうえで、安倍晋三総理がNHK番組で今年の年頭所感で「参院選挙で自公と改憲を支持する人らで議席の3分の2をとりたいと言っていた」ことを指摘し、7月10日投開票で実施される参院選挙の争点になると語った。
小池書記局長は、特に、自民党の憲法改正草案を取り上げ「憲法9条2項を削除し、国防軍を持つ。緊急事態条項(を創設し、その)名の下に憲法の停止状態を作り出す(総理や内閣に一時的に権限を集中させ、省令に法律と同じ効力を持たせる)。基本的人権を公の秩序の名の下に制約する。さらに、憲法97条を全文削除している」と問題個所を提起し「自民の憲法改正草案は時代逆行の恐るべき中身だ。正面から今回の選挙の争点にしたい」と語った。
現行の憲法97条は「この憲法が日本国民に保障する基本的人権は、人類の多年にわたる自由獲得の努力の成果であって、これらの権利は、過去幾多の試錬に堪へ、現在及び将来の国民に対し、侵すことのできない永久の権利として信託されたものである」と規定し、『基本的人権の永久不可侵性に関する最重要規定のひとつ』になっている。(編集担当:森高龍二)
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