フィッシングメールの93%にはランサムウェアが含まれている

2016年6月8日 11:20

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記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward 曰く、 米PhishMeのレポートによると、今年3月末時点の全フィッシングメールの93%に暗号化を行い身代金を要求するためのランサムウェアが含まれているという。昨年12月の段階では59%だったとのことで、急激にランサムウェアの利用が広がっているようだ。さらにフィッシングメールの数も2015年の第4四半期から789%も増加し、630万件に達したという(CSOSlashdot)。

 ランサムウェアは、クレジットカード情報を盗むようなマルウェアよりも迅速であり、少ない投資で大きなリターンを得ることができる。クレジットカードは止められる前に現金を引き出さなければならないが、ランサムウェアは容易に金銭を取得できるうえ、メールで送信するだけで作業が完了する。このことがランサムウェア増加の原因だとしている。

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