辺野古への移設は唯一の解決策―菅義偉官房長官

2016年6月7日 13:26

印刷

記事提供元:エコノミックニュース

 菅義偉官房長官は6日の記者会見で、沖縄県議選で翁長雄志知事を支持する与党派が48議席のうちの27議席を得たことについての受け止めを記者団に聞かれ「地方自治体の選挙結果に政府として答えるのは控えたい」とコメントを避けた。

 一方で、「地方自治体の選挙においては地域の発展、住民生活の向上、地域の特性など、各候補の主張が争われて、その結果が出たものと受けとめている」と語った。

 菅官房長官は翁長知事が辺野古への普天間代替施設建設に反対し、県議候補と県民に訴えたことを踏まえた記者団の質問には「我が国を取り巻く安全保障環境が極めて厳しい状況にあり、日米同盟の抑止力維持と普天間飛行場の危険除去を考えた時に、辺野古への移設は唯一の解決策であると考えている」と改めて強調した。

 菅官房長官は「辺野古への代替施設建設が唯一の解決策との政府の考え方にかわりない」と明言した。

 菅官房長官は「国と県が和解した条項に基づき、辺野古埋め立て工事を中止したうえで、沖縄県との協議を進めており、誠実に対応していきたい」と語った。(編集担当:森高龍二

■関連記事
翁長県政与党「安定多数を獲得」 沖縄県議選
日米地位協定の全面改正を 社民党申し入れ
今夏の合同訓練内容に安保法制反映はない 防相
辺野古埋め立て関連フロートの撤去 政府検討
普天間問題 辺野古移設に協力得られること前提

※この記事はエコノミックニュースから提供を受けて配信しています。

関連記事