今日、明日は米雇用関連指標に注目が集まりそう

2016年6月2日 14:37

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記事提供元:フィスコ


*14:37JST 今日、明日は米雇用関連指標に注目が集まりそう
 日本時間午後9時15分に発表される5月ADP全米雇用報告では、雇用者数は前月比+17.4万人程度と予想されており、4月実績の+15.6万人をやや上回る雇用増となる見込み。予想通りであれば、労働市場の穏やかな改善は続いているとの見方が広がり、6月追加利上げの期待はやや高まるのではないか?との声が聞かれている。

 ただし、為替取引では米労働省が3日に発表する5月雇用統計の内容がより重要となり、ADP全米雇用報告の数字は参考程度にとどまるとの見方は少なくない。1日公表された米地区連銀経済報告では「労働市場のひっ迫で賃金上昇」、「雇用、賃金は4月中旬以降、緩やかに拡大」との見解が示されたが、5月雇用統計の内容を点検し、賃金上昇が物価上昇につながるかどうかを見極めることが必要となりそうだ。《MK》

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