書籍「高須帝国の逆襲」、「不適切な表現」を巡って発売後5日で絶版に

2016年6月1日 22:13

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記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward 曰く、 25日に出版された「高須帝国の逆襲」という書籍の著者と発行元の小学館との間で、「不適切な表現」を巡ってトラブルが起きている模様(スポーツ報知)。

 この書籍は美容整形を手がける「高須クリニック」院長の高須克弥氏と漫画家の西原理恵子氏の共著だが、出版後に発行元の小学館の「偉い人」が高須氏に「不適切な表現があるので回収する」と通告、書き直しを要求したという。これに対し高須氏は書き直しを拒否、絶版にすることにしたという(高須氏のブログでの告知)。

 そもそも出版されたということは編集部でのチェック時には問題がないと判断されたわけだが、これに対し出版すぐにこうした「回収」が行われるのは珍しいのではないだろうか。

 「不適切な表現」がどのようなものなのかは明らかにされていないが、高須氏の曾祖父のエピソードに出てきた「士・農・工・商・穢多(えた)・非人」という言葉や、穢多の子供に「差別してはいかん、といって餅を投げた」という文章が問題だったのではないかと指摘されている(Togetterまとめ)。

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