中国製はもはや「安かろう悪かろう」ではない=米報道

2016年6月1日 09:11

印刷

記事提供元:フィスコ


*09:11JST 中国製はもはや「安かろう悪かろう」ではない=米報道
中国ニュースサイトの参考消息網は29日、米メディアが最近、中国製品と中国の消費者の変化について報じた記事の内容を紹介した。「『メイド・イン・チャイナ』はもはや、『安かろう悪かろう』を意味するのではなく、海外のライバルより上の存在になった中国ブランドもある」といったものだ。
記事では、2011年に中国で売れたスマートフォンの70%がノキア、サムスン、アップルという3大海外ブランドだったが、今ではブランド別販売台数ランキングの上位10位のうち、8つが中国ブランドに入れ替わったことを指摘。中国人が中国製品を買うようになった変化の理由について、「国産品の質が大幅に向上したこと」や、「外国製品を使っている方がかっこいいという考え方が弱まったこと」「国産品の購入は愛国的な行為だという意識が高まったこと」「国産映画を見る人が増え、自国のものを誇りに思う気持ちが強まったこと」にあると分析している。
米コンサルティング会社のマッキンゼー・アンド・カンパニーによると、中国では「同じ品質、同じ価格であれば、外国製品よりも自国製品を選ぶ」という人が62%に達した。5年前、この割合は50%を大きく下回っていたという。

【亜州IR】《ZN》

関連記事