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アベノミクスの失敗は誰の目にも明らか―菅直人氏
記事提供元:エコノミックニュース
菅直人元総理は29日のブログで「アベノミクスの失敗は誰の目にも明らかになってきた」と書き込んだ。
菅元総理は「安倍総理は世界の経済状況がリーマンショック直前に似ているとサミットで持ち出し、消費税増税延期の言い訳にサミットの場を利用したことが明らかになった」と提起し「世界からひんしゅくを買っている」と発信した。
世界経済のリスクを理由に、消費税10%の実施を来年4月より2年半先送りし、2019年10月にする総理の意向には「社会保障拡充財源が不足し、財政再建は更に遠のくことを心配する政治家が自民党にもいる」ので「与党からも異論が出始めた」としている。
そのうえで、菅元総理は「6月1日の国会会期末までに、消費税をどうするか、ダブル選挙に踏み切るか、安倍総理は決めなくてはならない。どういう選択をするにしろ、アベノミクスの失敗は誰の目にも明らかになってきた」と綴っている。
民進党の岡田克也代表は「リーマンショック直前に似ているという話は聞いたことがない。そんなことは安倍総理しか言っていないという、極めて奇妙な状況だ」とし、国会での説明が必要だとし「予算委員会の開催を求めている」とした。
また、岡田代表は内閣不信任案提出について、とても信認できる状況ではない。4党歩調を合わせるため、不信任案提出については4党で議論する」とした。(編集担当:森高龍二)
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