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安保法制採決の議事録、まさに事実をねじ曲げたもの―民進・福山哲郎氏
記事提供元:エコノミックニュース
昨年9月17日の参院平和安全特別委員会での安保法制を巡る与党の強行採決時の議事録について、民進党の福山哲郎議員は17日の参院予算委員会で「私は断じて認めていない」と述べた上で(この強行採決に関する議事録が)未定稿として関係議員に示されたものと、議事録として公開されたものの内容が大きく異なると重大問題だとした。
福山議員は「未定稿では採決の混乱した様子に『速記中止』『発言する者多く、議場騒然。聴取不能』としか書かれていないことを指摘したうえで、公開された議事録では『本日の本委員会における委員長復席後の議事経過は次のとおりである』『速記を開始し』と、議事が進行したかのように記述されている」と事実を記録していないとした。
福山議員は「速記中止は野球に例えれば『タイム』がかかったということ。その後『プレイボール』の宣言がないにもかかわらず、いつの間にか、誰かが『プレイボール』があったことにし、さも整然と議事が進んだように書いてある」と非難。
福山議員は「まさに事実をねじ曲げたもので、歴史を背くことになる」と抗議。「もう一度やり直すべき」と主張した。
この件について、受け止めを聞かれた安倍晋三総理は「参院運営のことは参院で決めるべき」とかわし続けた。民進党は「安倍総理は自分とは無関係といわんばかりのご都合主義に徹した答弁を繰り返した」と強く批判した。(編集担当:森高龍二)
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