北欧映画『好きにならずにいられない』- 交際経験なし、オタク、200kgを超える巨漢の淡い恋物語

2016年5月7日 20:00

印刷

記事提供元:ファッションプレス


[ この記事の画像を見る ]


北欧映画『好きにならずにいられない』が、2016年6月、ヒューマントラストシネマ有楽町ほかで全国ロードショー。


主人公は、見た目もダサくてパッとしない大男フーシ。空港に勤めているのに飛行機に乗ったことがなく、同僚には巨体をからかわれ、近所の女の子と遊んでいると幼女誘拐と間違われる。そんな冴えない日々を送るフーシの楽しみは、戦車や兵士の小さなフィギュアでジオラマを作って遊ぶことというオタクのような趣味だ。


出会いも希望もないように思える様子を見かねた母は、息子に出会いのチャンスを作ろうとダンス教室を申し込む。しぶしぶ出かけたフーシだったが、そこで金髪の小柄な女性・シェヴンと出会い、孤独だった人生に思いがけない変化が訪れ、物語が展開していく。


気付けば彼を好きになり、応援せずにはいられないような、どこか魅力のある男、フーシ。200kgを超える大きな体と心優しく愛らしいキャラクターのアイスランド人、俳優グンナル・ヨンソンが演じ、監督は『氷の国のノイ』で長編デビューし、ミニマルな世界を優しく丁寧に描いてきた北欧映画界の俊英・ダーグル・カウリが務める。


北国の凍てつく大地で繰り広げられる、心温まる物語。大男の小さな恋を見て、忘れていた感情を取り戻してみては。


※本記事はファッションプレスニュースから配信されたものです。ファッションプレスでは、ブランド、デザイナー情報、歴史などファッション業界の情報をお届けしています。

関連記事