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女性専用車両、東西でルールが大きく違うことを知っていますか?
すっかり定着した「女性専用車両」だが、関東と関西ではルールが大きく異なる。出張や旅行の際にルールの違いを知っておかないと、旅先で残念な思いをする恐れがあるのだ。[写真拡大]
すっかり定着した「女性専用車両」だが、関東と関西ではルールが大きく異なる。出張や旅行の際にルールの違いを知っておかないと、旅先で残念な思いをする恐れがあるのだ。
まず、小学6年生以下の男子の場合、関東エリアでは男子単独で女性専用車両への乗車が可能だが、関西エリアではJR西日本<9021>、大阪市交通局、北大阪急行(北急)”以外”の鉄道会社は女性同伴でないと乗車が認められない。
さらに、障がい者への対応も異なる。関東エリアではすべての鉄道会社で「障がいを有する男性の乗車および介助者が男性の場合の乗車も可」としているが、関西エリアではJR西日本、大阪市交通局、北急、京阪<9045>のみが同様の対応を取っている。
近鉄<9041>、南海(泉北高速含む)<9044>は「身体に障がいを有する男性については女性同伴の場合のみ乗車可」。阪急阪神<9042>は「目の不自由な男性のみ単独乗車可、他の障がいを有する男性については女性同伴の場合のみ乗車可」。神戸鉄道<9046>、神戸市交通局、北神急行は「目の不自由な男性、車いす利用の男性のみ単独乗車可、他の障がいを有する男性については”女性”同伴の場合のみ乗車可」としている。
日常的に女性専用車両を利用している女性の中に、鉄道ごとにこのような細かいルールが敷かれている事実を知る人はどれほどいるだろう。
また、ルールだけでなく女性専用車両の設定位置にも違いがあり、関東エリアでは46路線中41路線が先頭または最後尾、関西エリアは31路線中27路線が中間車両に設定している。(編集担当:久保田雄城)
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