安保法案成立国会「歴史的な国会となった」自民

2016年3月15日 11:30

印刷

記事提供元:エコノミックニュース

 自民党は安保法案を成立させた先の国会について、党情報告で「次の世代に平和な日本を引き渡す基盤を築くとともに、あらゆる事態に万全の備えを行い、日本とアメリカが日米同盟に基づき緊密に連携していくことで、戦争を未然に防止し、地域の平和と安定を確固たるものにしていく環境が整った」としたうえで「まさに戦後以来の大改革を成し遂げる歴史的な国会となった」と位置付けた。

 また、昨年8月15日の戦後70年の総理談話について「先の大戦への道のりや戦後の平和国家としての歩み、未来に向けた日本の進むべき道が示された」としている。

 TPPについては「日本とアメリカがリードして、自由、民主主義、基本的人権、法の支配などの価値を共有する国々とともに、アジア・太平洋地域に『自由と繁栄の海』を築き上げる環太平洋パートナーシップ協定が大筋合意に至った。『聖域なき関税撤廃』を前提としないなど、わが国の国益がしっかり守られる合意となった」と合意内容は国益が守られた内容になっているとの認識を党内で共有した。

 日韓関係については「日韓間の長年の懸案であった慰安婦問題について『最終的かつ不可逆的に』解決されることに合意し、未来志向の新時代に入った」とした。(編集担当:森高龍二)

■関連記事
32の1人区すべてで野党統一候補実現へ
安保法制施行に向け万全の準備 自民運動方針
参院選で扱い小さい改憲「常套手段」と岡田代表
日米の絆損なうのでなく参戦の危険なくすと反論
安保法制廃止「同盟の絆大きく損なう」安倍総裁

※この記事はエコノミックニュースから提供を受けて配信しています。

関連記事