「ピクサー展」が東京都現代美術館で開催、トイ・ストーリーやモンスターズ・インクなどアートワーク500点

2016年3月4日 20:25

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記事提供元:ファッションプレス

「スタジオ設立30周年記念 ピクサー展」が、2016年3月5日(土)から5月29日(日)までの期間、東京都現代美術館で開催される。


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『トイ・ストーリー』や『ファインディング・ニモ』、『インサイド・ヘッド』そして最新作『アーロと少年』など、数々の人気作品を世界に送り出すアニメーション・スタジオ「ピクサー」。


世界中のファンから愛されるピクサー作品だが、それは単純にコンピュータ・アニメーションの技術が優れているからだけではなく、独創的なストーリーや魅力的なキャラクターの存在があるから。ピクサーには多くのアーティストやデザイナーたちが在籍しており、彼らはストーリーや映画のビジュアルなどを考える企画の構想段階で、手描きのドローイングや、パステル画、彫刻などの作品を数々生みだしている。


まず1階は、世界初のフルCGアニメーション映画『トイ・ストーリー』の特集からスタート。“ストーリー”、“キャラクター”そして“世界観”をキーワードに作品を振り返える。3Dフィギュアや原画、また暗闇の中で立体アニメーションのように動きだす巨大な模型も登場。


さらに注目したいのは「ピクサー映画ができるまで」のコーナー。ここでは、各作品のキャラクターを生み出したアーティストたちの特別インタビュー映像が公開されている。例えば『カーズ』では、牛の顔の形をインスピレーションにトラクターを描いていたという話や、『モンスターズ・インク』のキャラクターたちは、色づきに苦戦したという裏話が公開されている。試行錯誤によって、ストライプ模様やキリン模様、ヒョウ柄に染められたサリーの姿は必見だ。お馴染みのキャラクターたちが現在の形になるまでの、道のりを彼らと一緒に辿ってみては。


3階では、アーティストたちが生み出した絵画や、手書きのデザイン画を大型スクリーンに投影した映像作品「アートスケープ」が登場。臨場感あふれる音響との相乗効果で、まるでアニメーションの世界に入り込んで旅しているような感覚になれる。また、アーティストたちが作品を作り上げる時に見ている景色を共有できるため、ピクサーの一員のような気分に浸れる。


他にも『バグス・ライフ』『ファインディング・ニモ』『インサイド・ヘッド』などの作品の裏側を公開。フィルムのようにシーンごとにドローイングがまとめられた“ストーリーボード”や、色彩を用いて大まかに描かれた“カラースクリプト”などが展示されている。


そんな夢の世界に浸った後は、グッズコーナーでオリジナルトートを記念に作ってみてはいかが。好きなアニメーションのロゴと、本展で登場したアートワーク、そしてイニシャルチャームを選ぶと、その場でスタッフがトートにプリントしてくれる。自分だけのトートバッグが出来上がり。


【開催概要】

スタジオ設立30周年記念 ピクサー展

開催期間:2016年3月5日(土)〜5月29日(日)

開館時間:10:00〜18:00 ※入場は閉館の30分前まで

休館日:月曜日および3月22日(火)

※ただし3月21日(月・祝)、5月2日(月)、5月23日(月)は開館。

会場:東京都現代美術館(企画展示室 1F/3F)

住所:東京都江東区三好 4-1-1

観覧料:一般1,500円(1,300円)/高校・大学生1,000円(900円)/小・中学生500円(400円)

※( )内は前売り料金。未就学児は無料。

※20名以上の団体購入は当日料金から2割引(東京都現代美術館で購入の場合のみ)

※身体障害者手帳・愛の手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳・被爆者健康手帳の所持者と、その付き添い2名までは無料。

※3月16日(水)、 4月20日(水)、5月18日(水)はシルバーデーにより65歳以上は無料(年齢を証明できるものが必要)。

※本展チケットで「MOT コレクション」(常設展)も観覧可能。


【問い合わせ先】

東京都現代美術館

TEL:03-5245-4111(代表)/ 03-5777-8600(ハローダイヤル)


※本記事はファッションプレスニュースから配信されたものです。ファッションプレスでは、ブランド、デザイナー情報、歴史などファッション業界の情報をお届けしています。

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